本文中の
プロンプトID は、押すとプロンプト集の該当箇所が開きます。印刷してお使いの場合は、プロンプト集を別の画面で開いておいてください。このコマのゴール
生成AIでできること・まだできないことの線引きを押さえ、支援先情報をAIに入力してよい/いけないの基準を、受講者ご自身の言葉でA4 1枚に確定する。
今日やること
- 前半の講義(生成AIの現在地、なぜ「便利な相談相手」で止まるのか)を聞きながら、自分が実務でひっかかった経験を書き込み欄①に1つメモする。
- 自分の実際の顧問先を1社、頭の中だけで思い浮かべる(名前は書き出さない・この演習中はAIにも入力しない)。
- プロンプト(security-01)の【 】部分に、自分の状況(書き込み欄②)を当てはめて実行する。
- 出力された線引き表(情報の種類/入れてよいか/理由/加工方法)を確認し、実務に照らして違和感のある行を書き込み欄③で直す。
- 「要確認」に分類された項目について、誰に確認すべきかを書き込み欄④に書き足す。
- 表がA4 1枚に収まる形になっているか確認し、保存する。
- 隣の受講者と表を交換し、お互いの表に抜けている項目を書き込み欄⑤に書く。
- 時間が余ったら、目の前の1枚をその場で判定するプロンプト(security-02)も試す。
打つプロンプト
security-01の短縮版
私は中小企業診断士で、顧問先の情報を預かっています。
下の私の状況をもとに、AIに入力してよい情報/いけない情報の
線引き表(情報の種類/入れてよいか/理由/加工方法の4列)を作ってください。
判断に迷うものは「要確認」とし、誰に確認すべきかも書いてください。
法的な結論は断定せず、最終判断は私と顧問弁護士が行う前提にしてください。
※全文はプロンプト集 security-01 を開いてコピーする。実行前に書き込み欄②を埋める。
書き込み欄
① 実務でひっかかった経験(講義を聞きながらメモ)
| いつ・どんな場面 | AIの「できないこと」に触れた点 |
|---|---|
| ※記入例:議事録の要約を頼んだら、話していない数字を出してきた | ※記入例:資料にない事実を作ってしまう |
② 自分の状況
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 顧問先の業種 | |
| 預かっている資料(決算書・議事録など) | |
| 使っているAIサービス・契約プラン(学習利用はオフにしているか) |
③ 線引き表(AIの出力を書き写す/直す)
| 情報の種類 | 入れてよいか | 理由 | 加工方法 |
|---|---|---|---|
| ※記入例:決算書の実数値 | ※記入例:加工すれば可 | ※記入例:金額そのものは特定性が高い | ※記入例:「売上約◯億円規模」に置き換え |
④ 「要確認」項目の確認先
| 要確認の項目 | 誰に確認するか |
|---|---|
⑤ 相互レビューで見つかった抜け
| 相手から指摘された抜け | 自分で追加した項目 |
|---|---|
終わったか確認
- 生成AIの「できること/まだできないこと」の線引きを自分の言葉で説明できる
- 情報を「公開・社内限定・機密」の3段階で考えられる
- AI利用ルール(線引き表)をA4 1枚で作成した
- 認証情報は「マスキングしても渡さない」原則を書けた
- 他の受講者と表を交換し、抜けを1つ以上見つけた、または見つけてもらった
詰まったら
- 「機密情報は入れない」で終わってしまう → 資料名で具体的に書き直す。抽象論のままだと実務で使えない。
- マスキングすれば何でも安全だと思ってしまう → 認証情報(パスワード・APIキー等)だけはマスキングしても渡さない別枠だと思い出す。
- AIの法的な結論をそのまま受け取ってしまう → 「〜にあたる可能性がある」までで止め、最終判断は自分と専門家に委ねる。顧問先への説明が必要になったら、配布されているひな形「顧問先への説明文書」も参考にする。