この文書の使い方
症状ごとに「何が起きているか」「どうするか」をまとめました。上から順に読む必要はありません。困ったときに、近い症状を探してください。実際に起こりうる範囲に絞ってあります。原因の断定に確証がない項目には「※要確認」を付けています。
1. 反応が返ってこない
何が起きているか:フォルダの資料量が多い、または複雑な指示で、AIが読んだり考えたりする時間がかかっているだけのことがほとんどです。画面には作業中を示す表示が出ているはずです。
どうするか:まず1〜2分待ちます。表示が動いているうちは進行中です。改善しない場合は「02_よく使う操作10個」の5番(Escキーで中断する)の方法で一度止め、短く区切った指示で打ち直します。長時間まったく反応がない場合は、インターネット接続も確認します。
2. 同じ答えばかり返ってくる
何が起きているか:指示の内容が実質的に変わっていない、または参照している資料そのものが更新されていない可能性があります。
どうするか:何を変えたいのかを具体的な言葉にして伝え直します。資料側を直した場合は、直した資料を読み込ませ直すよう明示的に伝えます。
3. 指示と違うファイルを触った
何が起きているか:ファイル名やフォルダ名の指定があいまいだった、または似た名前のファイルが複数あった可能性があります。
どうするか:「このフォルダにあるファイルを一覧にして見せて」と頼んで実際の構成を確認し、次回はフォルダ名・ファイル名をフルで指定します。承認を求められた場面では、対象のファイル名をよく読んでから許可します。
4. 支援先の情報が混ざった
何が起きているか:支援先名の指定があいまいだった、または前の会話で扱っていた別の支援先の情報が残っていた可能性があります。この環境で最も避けたい事故です。
どうするか:出力はそのまま使わず、支援先名を明確に伝え直します。心配な場合は /clear(会話をリセットする指示)で一度リセットしてから、支援先名を最初に伝えてやり直します。
5. 文字化けした
何が起きているか:元のファイルの文字の形式や、機種依存文字・特殊な記号が影響していることがあります(※要確認:発生条件はファイルの形式や環境によって異なります)。
どうするか:元ファイルを一度、標準的なメモ帳やMarkdown(見出しや箇条書きを記号で表す軽い書式)対応のエディタで開き直して保存し、もう一度読み込ませます。
6. 「ファイルが見つかりません」と言われる
何が起きているか:指定したファイル名・フォルダ名が、実際のものと違っています(全角半角の違い、フォルダの階層違いなど)。
どうするか:「このフォルダにあるファイルを一覧にしてください」と頼み、実際の名前を確認してから、その名前どおりに指定し直します。
7. 英語で返ってきた
何が起きているか:直前に英語の資料を読んだ、または指示文に英語が混ざっていた場合に起こることがあります(※要確認:発生条件は断定できません)。
どうするか:「日本語で書いてください」と伝えて出し直します。繰り返す場合は、CLAUDE.mdに常設の指示を足すことも検討します(編集は操作に慣れてからで構いません)。
8. 途中で止まった(フリーズしたように見える)
何が起きているか:作業に時間がかかっている、通信が不安定になった、パソコンやアプリ自体が固まっている、などが考えられます。
どうするか:まず少し待ちます。動きが戻らない場合は、ウィンドウを閉じ、起動用ファイルからもう一度開き直します。それまでに保存されたファイルは残っています。
9. 前に作ったものが消えたように見える
何が起きているか:別の支援先フォルダや別の場所を見ている可能性が高く、ファイル自体が削除されたわけではないことがほとんどです。
どうするか:「04_成果物」と該当の支援先フォルダを両方開いて確認します。AIに「このフォルダのファイル一覧を見せて」と頼み、実際にある場所を確認します。
10. 同じことを何度も説明している気がする
何が起きているか:コンテキスト(AIが一度に覚えていられる情報量)の上限に近づいている可能性があります。長く会話を続けるほど起こりやすくなります。
どうするか:重要な前提はCLAUDE.mdや資料ファイルに書いて残します。作業の区切りで /clear し、その回に必要な情報だけを渡し直します。
11. 出力が長すぎる、または短すぎる
何が起きているか:欲しい分量や粒度を指示に含めていないと、AIが自分で判断した長さになります。
どうするか:「A4 1枚に収めて」「見出し5項目で」のように、形と分量を具体的に指定してやり直します。
12. 数字が間違っている
何が起きているか:ハルシネーション(AIがもっともらしい嘘をつくこと)です。AIは資料にない数字も、自信のある言い方で埋めてしまう性質があります。
どうするか:出典突合(根拠の1行が資料のどこにあるか自分の目で確認する)・配点整合(合計が最初の基準と一致するか確認する)・ゆれ確認(もう一度同じ作業をさせて結果が変わらないか比べる)の3手順で検算します。
13. 勝手に断定してくる
何が起きているか:資料に書かれていない推測を、AIが言い切りの文体で書いてしまうことがあります。AIは「分かりません」と言うのが苦手です。
どうするか:「書かれていないことは書かない」「推測には(要確認)を付ける」という条件を指示に添えます。
14. 承認を何度も求められて作業が進まない
何が起きているか:削除・移動・Gitの操作など、慎重さが必要な操作をAIが行おうとしています。この配布環境の安全設定が働いている状態です。
どうするか:確認の内容をよく読み、意図した操作であれば許可します。意図していない操作であれば断り、指示を言い直します。
15. 会話が長くなるほど、反応が遅く・雑になってきた気がする
何が起きているか:会話が長くなるとコンテキストの負担が増え、初期の指示が薄れていくことがあります(※要確認:体感の度合いは作業内容や環境によって差があります)。
どうするか:区切りのよいところで /clear し、必要な前提だけをあらためて伝えます。長い作業は最初から小さく分けて進めるほうが安定します。
それでも解決しないとき
ここに載っていない症状や、対処してもなお解決しない場合は、自己判断で進めず、状況(何を打ったか、何が表示されたか)をそのまま講師または事務局に伝えてください。